TOEFLとIELTSの徹底比較 ~どっちを受験すべきか~

IELTS

TOEFLとIELTSの比較をして基本情報から難易度や換算まで解説します。またどっちの方がおすすめかも解説します!留学のために英語試験を受けようと考えている人や自分の英語力を伸ばすために試験を目標にしている人は参考にしてみてください!

TOEFLとIELTSとは

TOEFLはTest of English as a Foreign Language, IELTSはInternatilnal English Language Testing Systemの略でどちらも非英語圏の出身者を対象としている英語検定です。TOEFLは

TOEFL ibt©(以下TOEFL)とIELTSはどちらも英語の四技能(Reading, Listening, Writing, Speaking)をスコアで算出し、自分の英語能力の証明として利用することができます。主に大学留学する際の出願要件等で使用されますが、就職・転職の自己アピールでも利用することができ、近年では大学の入学試験にも取り入れられ始め今後もその重要性は増していくことでしょう。

どちらの試験も有効期限は試験日から2年間となっているので注意してください!

TOEFLとIELTSの比較

TOEFLとIELTSの基本情報

TOEFL    IELTS    
発祥アメリカイギリス
スコア120点満点の1点刻み9満点の0.5点刻み
試験時間3時間(19年8月より)2時間45分
Speaking以外の試験形式パソコンパソコン or ペーパー
Speakingの試験形式パソコン面接
受験料US$23525,380円

発祥

TOEFLはアメリカが発祥で試験でもアメリカ英語が多く使用されております。一方でIELTSはイギリス発祥のためイギリス英語が多く使用されています。

スコア

TOEFLは120点満点で四技能がそれぞれ30点満点でスコアが算出され、その合計値がTOEFLのスコアとなります。一方でIELTSは各技能が0.5点刻みで9点満点で算出され、その平均値がOverallスコアとしてIELTSのスコアとなります。Overallスコアは繰り上げられて0.5点刻みで算出されます。(例えばReading 6.0, Listening 6.0, Writing 6.5, Speaking 6.5の場合、平均値は6.25となりますがOverallスコアは繰り上げられて6.5となります)。

試験時間

以前はTOEFLは試験時間が4時間近くあったのですが、19年8月から試験時間が改訂されてIELTSと同じくらいの試験時間となりました。ただし、TOEFLは午前中で試験が終わるのに対し、IELTSはSpeakingの試験は当日の午後、または翌日となります。

試験形式

TOEFLはすべての技能でパソコンを使用します。そしてReading, Listeningはすべて選択問題です。Writingに関してもパソコンで入力するためある程度のタイピング能力があった方が有利です。Speakingもパソコンから流れる音声に向かって発言します。慣れないと少し違和感があるかもしれませんね笑。

一方でIELTSは基本的にReading, Listening, Writingはすべてペーパー形式です。ただし、一部試験会場ではパソコンを使用しての試験も現在は行っています。IELTSのSpeakingの試験は面接形式をとっております。質問を聞き逃しても聞き直すことができる等のメリットはあります。

出題形式

TOEFLはがスピーキングとライティング複合問題(Integrated Taskが出題されます。複合問題とはある文章を読んでから、ある会話・講義を聞いてから、またはそのどちらも行った後に回答をするような出題形式になります。よって英語力以外にも情報処理能力がある人の方が有利といえます。
一方でIELTSではTOEFLのような複合問題は出題されないので、各セクションの純粋な英語力がスコアに反映されやすいといえるでしょう。

受験料

受験料はTOEFLがUS$235に対して、IELTSが25,380円で、1ドル=105円(2020年11月現在)とするとTOEFLは24,675円となるのでほとんど変わらないですね。TOEFLはそのときの為替にも左右されますが基本的には変わらないと思っていてもらって大丈夫です。

TOEFLとIELTSの換算

TOEFLとIELTSの点数の換算表は以下のようになります。数年前までは正式な比較表はなかったですが今はTOEFL公式HPで比較表が出されています。今まで色んな比較表が点在していましたが、下の比較表は経験上も正確と感じています。四技能ごとのスコア比較表もTOEFL公式のこちらのページにありますので参考にしてみてください。

TOEFLとIELTShひひkひかひかkひかくひかくhひかくhyひかくひょひかくひょう比較表比較表

参考までに大学院や大学の留学のために必要なスコアを載せておきます。ほとんどの留学先はTOEFLとIELTSの必要スコアを提示していますが、留学先によってTOEFLとIELTSの必要スコアはまちまちです!自分の目指してる留学先の必要スコアは必ず調べましょう!大学によってTOEFLの方が達成しやすい場合もあれば、IELTSの方が達成しやすい場合もあります。

参考までに大学が要求している必要スコアの実例を書いておきます。上の表と比較してみても分かりますが、HarvardとUC BerkeleyはIELTSの方が達成しやすい、Utah(ユタ)大学はTOEFLの方が達成しやすい。Arizona大学はどちらともいえないですね。以下の通り、必要スコアは大学ごとで異なり、単純なスコアの比較をするとTOEFLとIELTSで達成しやすさが変わることもあります。留学先によっては四技能すべてでIELTS 6.5以上, もしくはTOEFL 20以上が必要などの条件がついてたりします。IELTSのWritingはスコアを伸ばすことが難しい(IELTSのスコア8.0がTOEFLでは30点満点相当)のでその場合はTOEFLの方が達成しやすいと思います。

 TOEFL  IELTS 
Harvard Business School1097.5
University of California, Berkeley1007
The University of Utah806.5
The University of Arizona716.0
必要スコアの実例

TOEFLとIELTSの難易度

TOEFLとIELTSの項目別と全体(Overall)の難易度比較は以下のようになっています。こちらは得意な技能によっても難易度の感覚は変わってくるとは思いますが一般的な難易度です。

 TOEFL  IELTS 
Reading
Listeningやや易
Writing
Speakingやや難
Overall

それぞれの項目を詳しく見ていきましょう。

Reading

TOEFLもIELTSもReadingの難易度はほとんど変わらないです。どちらの試験も各パッセージの役割やメッセージを読み取ることが重要になってきます。強いていうなら単語難易度がTOEFLの方が高いのでTOEFLの方が点が取りにくいかもしれません。

Listening

Listeningに関してはTOEFLはアメリカ英語が多く、IELTSはイギリス英語が多く使用されています。日本はアメリカ英語で教育はしてきておりますが、イギリス英語の方が日本人にとっては聞き取りやすいと感じています。イギリス英語はアメリカ英語と比較すると発音の変化が少なく、聞き取りやすいです。分かりやすい例がWaterはイギリス英語だと「ウォター」とtを発音しますが、アメリカ英語だと「ウォラー」のようにtの発音が変化します。Waterの発音に関しては有名なので問題ないかもしれませんがそのような発音の変化が多いのでIELTSの方が点数はとりやすいと思います。

Writing

Writingに関しては圧倒的にTOEFLの方が取りやすいです。IELTSのWritingは点数が伸びにくいといわれており、実際に私もそのように感じています。実施に四技能のうち世界的にWritingの点数が低くなっております(男女別・国別の平均点を知りたい方はIELTS公式HPのこちらのページを参照してください)。IELTSはAcademicのFormalなWritingを重視しており、例えばI’mなどの短縮形は避けるべきなど細かいルールが決まっています(さすがイギリスの試験って感じですね笑)。一方でTOEFLは自分の主張をするためのWritingのルールはIELTSよりも緩く、テンプレートはあるものの比較的に自由に書いても点数はとれます。

Speaking

Speakingに関してはIELTSよりもTOEFLの方が難易度が高いです。というのもTOEFLの場合、一問一答形式だけでなく、文章を読んでからその文章に対する質問を回答したり、ある会話を聞いてからその会話に関する質問を回答したりするなどのいわゆる複合問題が出題されます。またパソコンで試験を行うため、もし問題を聞き逃してしまったら聞き直すことはできず、適当に回答することになってしまいます。一方でIELTSは面接形式なので質問が聞き取れなくても聞き返せますし、実際の試験に入るまでに簡単な挨拶があったりして、比較的リラックスして試験に臨むことができるのも利点です。また自分の経験や意見を問われる質問がほとんどなのでTOEFLよりも回答しやすいです。

TOEFLとIELTSのどちらがおすすめか

ここまでTOEFLとIELTSを比較してきて結局どっちがおすすめなの!?と思う人もいたと思います。

ズバリおすすめは英語の検定試験を受ける目的によって変わります!
目的が多岐に渡る人は一番の目的を思い浮かべて下さい!
目的別のおすすめの試験は以下になります。

  1. 留学のために必要なスコアを取得したい  →留学先の条件を見よう!
  2. 就職・転職を有利に進めたい       →TOEFLがおすすめ!
  3. モチベーション維持のための目標にしたい →TOEFLがおすすめ!

それぞれの理由を解説します。

留学のために必要なスコアを取得したい人

留学のために必要なスコアを取得したい人はまず留学先に必要な条件を調べてください。自分が行きたい留学先のTOEFLとIELTSの点数を確認して、上の表と比較してみてください。一般的にはIELTSとTOEFLだとIELTSの方が必要なスコアを達成しやすいと言われています。ただし、もしその留学先がTOEFLのMybestスコア制度を採用していたらTOEFLの方が必要なスコアを達成しやすいと思います。Mybestスコアとは過去二年間のテスト結果で各セクションの最も高いスコアを組み合わせたスコアになります。なのでせっかくSpeakingで高得点が取れたのにその回のListeningが全然ダメで合計点が伸びなかったということがなくなる制度ですね。
詳しくはTOEFL新形式解説のページをご覧になってください。

また技能別にもスコアを要求している学校に対しては、IELTSのWritingは点数が取りづらいのでその場合もTOEFLで要求スコアを狙ってみる戦術もいいと思います。

就職・転職を有利に進めたい人

就職・転職を有利に進めたい人にはTOEFLをおすすめします。その理由は単純にTOEFLの方が知名度があるからです。残念ながらIELTSはまだまだ日本での知名度は高くなく、TOEFLの点数の方が面接官の方も感覚的にあなたの英語力を分かってくれます。会社によってはTOEICとTOEFLの点数の記入欄は準備されていたのにIELTSの記入欄は特別準備されていないというケースもあります。よって就職・転職で利用したい人はTOEFLの方がおすすめです。

モチベーション維持のための目標にしたい人

モチベーションを維持するために英語検定を利用する方や目標にする方もいると思います。そういう方はTOEFLの方がおすすめです。というのもTOEFLの方が実務に役に立つ英語を使用しているからです。Writingがタイピングなのも現代では手書きよりもタイピングで英語を書く機会の方が多いと思いますし、Speakingに関してもReadingとListeningを組み合わせた複合問題(Integrated Task)も出題されるのでTOEFLの方がより実践的な英語を学習することができるのでTOEFLがおすすめです。

まとめ

TOEFLとIELTSの違いが分からなかった方やどちらを受ければいいか悩んでいた方はこの記事で解決できたでしょうか。英語の検定は自分の英語力や弱点を知る良い機会にもなるので積極的に受けることをおすすめします。また英語学習のモチベーションの維持にも非常に有益なので(少々高額ですが)積極的に受けてみましょう!

コメント

タイトルとURLをコピーしました