✔TOEFLが新形式となって旧形式からどのように変わったのか知りたい
✔TOEFLの新形式のMyBestスコア制度について知りたい
TOEFLは2019年8月1日から新形式に移行しました。新形式に移行したことによって以下の二点が変わりました。
- TOEFLの試験時間・問題が削減された
- MyBestスコアが導入された
一つ目のTOEFLの試験時間・問題が削減されたことにより試験時間は約3時間30分から約3時間へ短縮されています。二点目のMyBestスコアとは過去二年間で受験したTOEFLテストにおいて各セクションの最も高いスコアを組み合わせたスコアとなります。それぞれ詳しく見ていきましょう。
TOEFLの試験時間・問題が削減
旧形式との比較は下表の通りです!
旧形式 | 新形式 | |
リーディング | パッセージ数:3-4題 文字数:約700文字/パッセージ 設問数:12-14問/パッセージ 試験時間:60-80分 | パッセージ数:3-4題 文字数:約700文字/パッセージ 設問数:10問/パッセージ 試験時間:54分-72分 |
リスニング | 講義形式:4-6題 対話形式:2-3題 試験時間:60-90分 | 講義形式:3-4題 対話形式:2-3題 試験時間:41-57分 |
スピーキング | タスク数:6タスク 試験時間:20分 | タスク数:4タスク 試験時間:17分 |
ライティング | タスク数:2タスク 試験時間:50分 | タスク数:2タスク 試験時間:50分 |
全体 | 試験時間:約3時間30分 | 試験時間:約3時間 |
ダミー問題は変わらず
新形式でも受験者の能力をより正確に測るためのダミー問題はリーディング問題かリスニング問題のどちらかに含まれています。リーディング問題に含まれている場合はパッセージ数は4題で試験時間が72分。リスニング問題に含まれている場合は講義形式と対話形式のリスニングがそれぞれ1題増えて試験時間は57分となります。
全体の試験時間は3時間30分から3時間に短縮
大きな変更点は試験時間は3時間30分から3時間に短縮されました!ちなみにリスニングとスピーキングの間で10分の休憩があります。依然として3時間集中し続けなければいけないですが、30分短縮されただけで体力的にも精神的にも有難いですね。ライティング問題は変更がありませんでしたがその他のセクションは問題数が削減されています。
リーディング問題の削減
リーディング問題はパッセージ数と分量は変わらず、設問数と試験時間が短縮されました。旧形式ではパッセージ当たり20分でしたが、新形式ではパッセージ当たり18分となっています。単語問題の問題数等が減ったようですが、問題形式は旧形式と変わらないので対策方法としては旧形式と同じで問題ないです。
リスニング問題の削減
リスニング問題は講義形式のリスニングの大問数と試験時間が短縮されました。こちらも大問数が減っただけで問題形式は変わっていないので旧形式の対策と同じで問題ないです。
スピーキング問題の削減
スピーキング問題は旧形式ではスピーキングのみを行うIndependentタスクが2題、リーディングとリスニングと組み合わされたIntegratedタスクが4題でしたが、新形式ではIndependentダスクが1題、Integratedタスクが3題とそれぞれ1題ずつ削減されました。
こちらは旧形式ではそれぞれタスク 1~6までありましたが、新形式ではタスク1とタスク5が廃止されました。なので旧形式のタスク1とタスク5の対策が不必要となりました。
MyBestスコアの導入
MyBestスコアとは過去二年間で受験したTOEFLテストにおいて各セクションの最も高いスコアを組み合わせたスコアです。
もう少し詳しく見てみると下表の通り、過去2年間に3回TOEFLを受けたとして、トータススコアの最高点は3回目に受けた88となりますがMyBestスコアは3回のテストでの各セクションの最高点を組み合わせて90となります。MyBestスコアではあるテストでスピーキングが上手くいったのにリーディングの点数が伸びず、トータススコアもいまいちだった…というときにもそのスピーキングのスコアはMyBestスコアで使えるところが非常に良いですね!

MyBestスコアを採用している機関は徐々に増えてきており、公式サイトのこちらから確認することができる。自分が留学しようと考えている機関でも採用しているか確認してみましょう。もしくは、要求スコアが達成できるか自身のない人はMyBestスコアを採用しているところの留学を目指すのもいいですね。
まとめ
TOEFLの旧形式と新形式の違いは分かったでしょうか。以下の2点が主な変更点です。
- TOEFLの試験時間・問題が削減された
- MyBestスコアが導入された
旧形式との違いをはっきり把握して、新形式にあった対策を行えるようにしましょう。
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